
今日は思い立って、浜松駅まで行ってきました。この前まで構内を工事していたのですが、昨日あたりにEKIMACHIが開業したとのこと。春先の地下フロア改装と併せ、浜松駅も中身が新しくなりました。
浜松に来て3年になります。初めて降り立った4年前、何だか駅に人があまりいない印象がありました。それもそのはずで、駅が単なる電車の乗降点でしかなかったのです。もちろん、上のフロアや地下フロア、見回せば遠鉄百貨店など人が集まり一時的に滞在する場所はありました。でも、駅本体の、エントランスから改札に至る動線にあったのは、おみやげ屋とうなぎの山吹の弁当屋くらいなものでした。観光客にはそれでもいいのでしょうが、圧倒的に多いはずの通勤通学客にとっては、単なる通過点に過ぎなかった感があります。
改札の裏手には、魚介類やおみやげ、ファーストフード、書店などを売る店がありましたが、言われなければわからないような場所でした。なかなか店の数は多かったにもかかわらず、どうもそれ自体が隠れ家のような感じで、知っている人しか利用しないような感じがしました。
それが急に、変化したのです。
元々、JR東海系の旅行会社が入っていたスペースを使い、店を「表に出す」作戦です。改札の裏手はそのままですが、駅の利用者にとっては改札を出て真っ正面になるので、いやがおうにも目につきます。しかも営業時間が朝7:00から夜21:30まで。
入っているテナントは、特に珍しいものもなく、遠鉄百貨店の地下からやってきました、というような感じの店が多かったです。でも、お土産品コーナーが充実していました。お菓子類や佃煮、うなぎなど、浜松みやげとして他府県に持って行くものは、ほとんどここで買えると思います。今まで、まともに浜松みやげをゆっくり選べるスペースがありませんでしたから、この点は大きな進歩だと思いました。うなぎパイだけではつまらないのです。
何度も行きたくなるような感じはしませんでしたが、駅の利用者にとっては気軽に立ち寄ってお散歩がてらに見て回るにはちょうどいい場所だと思います。